服が持つ個性と自分との相性を見る

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こんにちは。三木真紀です。

 

昨日のブログで、スプリングの方にライトグレーのワンピースをおすすめしたお話をしました。

 

「どこに着て行っても褒められますし、お店や劇場でも丁寧に対応していただけることが増えました。」

 

今日はその理由をもう少し掘り下げてお伝えしたいと思います。

 

生地には相性のいい色というのがあって、その色の生地の良さを最大限いかすデザインというのがあります。

 

生地と色とデザインの相性のようなものですね。

 

たとえば、ハイクオリティなブランドの服は色が1色のみ、ということがあります。

 

そうした服は、あえて色違いは作っていないことが多いです。

 

その生地のクオリティを最大限いかす色とデザインにこだわっているからです。

 

(↓冬に買ったこのパンツも、ライトグレーの1色のみでした)

 

このパンツを実際に試着してみると、この生地には色以外の選択肢はなかったのだと思いました。

 

他の色も作ることはできるのだと思いますが、生地の質が損なわれてしまうので、リッチなドレープ感が出なくなるのだと思います。

 

服の染色方法は大きくわけて2つあります。

 

生地の段階で染める先染めと、服の形になったものを染める製品染めです。

 

どちらを採用するかで色の出方や生地の風合いが変わるわけですが、共通していることもあります。

 

ウールやカシミヤなどの天然素材だと、基本的に濃い色の染料の方が、生地が硬くなって縮むので、仕上がりのサイズも小さくなります。

 

なので、ある程度量産されている物は、同じデザイン、同じサイズの服でも、白よりも黒の方がワンサイズくらい小さいものが多いです。

 

仕上がった時にそうしたバラツキがでないように、色によって型紙を変えて作ることもありますが、かなりの技術と手間とコストがかかります。

 

そうした高い技術を持った縫製工場も限られるため、かなりの高価格になることは想像がつくと思います。

 

それでもハイクオリティにこだわって作っているブランドは、1色のみで作るこということしているのですね。

 

 

メッセージをくださった方におすすめしたワンピースは、ベーシックカラー4色の展開でしたが、生地のクオリティが最大限いかされているのがライトグレーでした。

 

その美しいライトグレーの生地とワンピースのデザインは、お話されている時の雰囲気とお立場を品よく引き立ててくれると感じたのです。

 

伝わりますでしょうか?

 

 

WEB講座のレッスン動画は、パーソナルカラーに関するものだけでも8本あります。

 

レッスン動画に加えてフォローメッセージをお届けしています。

 

たとえば、パーソナルカラーをテーマにしたフォローメッセージでは、今日お伝えしたようなことも含めて、様々な角度で書いています。

 

動画は知識を知るきっかけに、フォローメッセージは考えるヒントにしていただければ思っています。