こんにちは。三木真紀です。
富岡市にある一之宮貫前神社に立ち寄りました。
松葉が降り注ぐくらいのからっ風。
そのおかげで空気が澄んで、見上げた空の広さに背筋が伸びます。
ゆっくり参拝をしてから構内を歩くと、視界に納まりきらない大杉の月日に生命力が伝わってきます。
同じ場所で静かに生き抜いてきたその存在感に、幼い頃に立ち寄った懐かしさもよみがえりました。
この前日に、岐阜にお住いの墨象家の方とお会いする機会がありました。
群馬の印象を伺うと、こうお話くださいました。
「岐阜の山は迫ってくるような感じなのですが、群馬の山並は遠い分、なだらかで穏やかな印象です。
浅間山も富士山かと思うくらい美しいですね。」
「そうなのです、群馬の山並みは美しいのですよ!」と会話が弾みました。
見慣れた景色も、内から見るのと外から見るのとでは印象がちがって面白いものですね。
山ひとつ、木一本に、それぞれの表情があるように、人はだれもが多面的な魅力を持っています。
その魅力は、自分では気づいていなかったり、見る人によって印象が変わったりもします。
年齢を重ねた変化も、コンプレックスも、お一人お一人の大切な個性であり魅力です。
その魅力を外見でも表現することができれば、自分らしく生きやすくなると思うのです。
貫前神社を駆けるからっ風にそんな想いを巡らせました。