こんにちは。三木真紀です。
「気持ちが伝わる装いか?」
先日喪服を着る機会があり、改めてそんなことを考えました。
実際に着用する機会があると見直しポイントもわかりますね。
持っているのは30代の頃に購入したもの。
スカートとジャケット、夏用のブラウスを買い揃えていたのです。
年齢ともにスカート丈が短いな、と思いながらもそのままにしていたことを思い出しました。
新しいものを買いに行く時間はないし、選ぶならきちんと合ったものを揃えたい。
そこで合わせてみたのが黒のワンピース、喪服用ではありませんがジャケットと合わせてみるとラインは合う。
スカート丈も長いので安心して着用できそう。
写真を撮る場面ではありませんが、仕事柄、困っている人の参考になると思うから、と親戚が撮ってくれました。
ブラックフォーマルの黒と、日常着として作られている服とでは、黒の色味が異なります。
スーパーブラックと言われる深みのある黒で、明るいところで見ると色も素材も違うことが分かります。
もちろん、ワンピースもスーパーブラックでジャケットと同じ生地が望ましいのです。
そうやって丁寧に考えていくと、他にも気になりながらもそのままにしていたことに気がつきます。
靴選びもその1つ。
今は革素材も許容範囲とされていますが、つま先がポインテッドトゥなことも気になります。
私は足のサイズが22cmと小さく、なかなか合う物が見つからないのです。
これは7cmヒール、お悔やみの場では少し高いと思いました。
低すぎるとカジュアルになるので、5cmくらいが適していると感じます。
つま先に丸みがあるラウンドトゥで、布製のパンプスがあるといいと思いました。
中敷きも黒だと靴を脱ぐような場でも安心です。
サブバックを新調しようと思ってそのままにしていたことも反省…。
メイクは色味をおさえて、リップもベージュにしました。
以前、ご紹介したMACのマルイット トゥ ザ マックスという色(写真上)。
普段はこれを下地がわりにして他の色を重ねていますが、この日はベージュだけにしました。
ブラックフォーマルの装いについては、お客様からご相談をいただくこともあります。
・サイズが合わなくなった
・年齢とデザインが合わなくなった
・失礼のない装いに整えたい
・年齢的にも質のいいものに買い替えたい
10年スパンで新調を検討される方もいらっしゃいます。
今は近しい人のみで執り行うことも多く、ブラックフォーマルもカジュアルになりつつあるので迷いますよね。
自分に合った装いをすることは、お相手に気持ちを伝えるという意味が込められています。
つまり、コミュニケーションツールでもあるのですよね。
ファッション性を優先する場面でなくても、そうした気持ちを大切にしたいと考えています。
私も気がついた見直しポイントを整理していこうと思います。