『部下のモチベーションを高める経営者の装いとは？』中小企業経営者のための外見術

こんにちは。イメージコンサルタントの三木真紀です。

 

経営者にふさわしい装いは、部下のモチベーションを高めるチカラがあります。

 

 

「この人の元で頑張っていけば自分もこんなふうになれるのだ」という未来への希望になるからです。

 

この話をはじめてお伝えしたのは数年前、銀座でコンサルをさせていただいた人材派遣会社の社長さんでした。

 

ベトナムに拠点がある会社で、日本人の若者を現地の産業や観光の発展に従事する人材として派遣する仕事をされていました。

 

 

初回のコンサルでその社長さんが着ていたのは手ごろな価格帯の服ばかりでした。

 

その理由を伺うとこうお話になりました。

 

「仕事柄、若者と接すことが多いので、この方が親しみやすいかと思ってそうしています。」

 

そこで、私はこうご提案しました。

 

「あなたと共にベトナムで働きたいという熱意ある若者の、未来の希望となる装いに変えましょう！」

 

 

若者の気持ちを考えて親しみやすさを演出するのは素晴らしいことです。

 

ですが、親しみやすさだけではあなたの熱意が伝わりません。

 

その会社から派遣されて働くことは、ベトナムへの移住も視野に入れた人生を変える大きな決断です。

 

不安要素をできるだけ取り除き、未来への希望に変えること。

 

その希望の1つが経営者としての装いです。

 

そうすることが親御さんの信頼にもつながります。

 

 

その後、ご一緒したショッピング同行でシャツとスーツをオーダーされました。

 

型崩れしていた革小物を新調して、質が良い無地のネクタイと白のポケットチーフも揃えてベトナムに戻られました。

 

後日、自信をもって面談に臨めるようになり若者との成約率が上がった、とのご報告をいただきました。

 

もちろん、成約率が上がったのはご自身の実力です。

 

ですが、目的にリーチした装いにしたことで自信が生まれ、説得力が増したことは確かです。

 

 

経営者として装いを整えることは、部下やスタッフの未来への希望になります。

 

縁あって一緒に働いてくれる部下のためにも、装いを整えていきましょう！