こんにちは 三木真紀です。
昨日は、楽しみにしていたウィーン八重奏のコンサートで、高崎芸術劇場へ行ってきました。
8人編成とは思えないくらい奥行きがあって、思わず立ち上がりたくなるほど素晴らしい演奏でした。

心が震えるような感動やアーティストへのリスペクトは、できるだけ伝えたいと思っています。
なので、少し迷いはありましたが、アンコールが終わったタイミングでスタンディングオベーションを贈りました。
こうした場面で「立ち上がって拍手を送りたい」と心が動いた時、躊躇してやめてしまうことはないですか?
私も毎回迷いますし、迷ってやめてしまうこともあります。
やめてしまった時には、「やっぱり立てばよかった…」と必ず後悔するのです。
私自身が躊躇してしまう理由は、大きく分けて2つあります。
1つは、席の場所です。
音楽に包まれたその空間と時間を味わいたいので、会場全体が見渡せる後方の席を取ることが多いです。
いわゆる良席からは離れるわけですが、周りに立っている人がいない中で一人立ち上がるには勇気がいるからです。
そしてもう1つ、自分の装いに自信が持てるかどうか?
コレがとっても重要です!

週末のアフタヌーンコンサートということもあり、前日までは「スカートにカーディガンを合わせるくらいの、少しカジュアルでも良いかもしれない」と考えていました。
当日の朝に、考えていたスカートにカーディガンを羽織ってみたのですが、その服でホールに行った時の気持ちを想像したら、落ち着かなくて楽しめないような気がしたのです。
そこで、ワンピースに着替えてジャケットを羽織ることにしました。
そのおかげで、心が動いたままにスタンディングオベーションをすることができました。
カーディガンのままで出かけていたら、迷ってやめてしまっていたと思います。

マナーとかTPOとか、そんなこと以上に、自分が心地よく過ごせる服を選ぶというのはとても大切です。
昨今はクラシックのコンサートでも、カジュアルな服装の人が増えていますよね。
楽しみ方が多様化しているのだと思います。
私はどうかというと、心地よく楽しむための服を選びたいと思っています。
何かを行動に移したい、気持ちを表現したいと心が動いた時、自身の服装や外見に自信が持てないことが心理的なブレーキになってしまう。
これは、日常のさまざまな場面で起こります。
ファッションにあまり興味がない人でも、その場から浮いているような恰好をしていると居心地がよくないと感じる人は多いと思います。
「こんな格好で来なければよかった…」と気後れしてしまって、居たたまれなくなって、帰りたくなる。
「〇〇に行ってみたいけれど、着る服がなくて行けません」という話をよくお聞きします。
それなら、服があれば行けるよね!

装いとは、単に自分を美しく見せるための表面的なものではありません。
それは、自分の感情ややりたいことに素直に従うための、「心の許可証」のようなものです。
私が普段から「快適さと素敵さの両立が叶うワードローブ作り」をご提案しているのも、「心の許可証」があると世界が広がるからです。
「快適さ」とは、物理的な着心地の良さもありますが、服装や外見への気がかりが行動の足かせになることなく、その場にいる自分に安心して、流れる時間や空間を気持ちよく味わえること。
この「心理的な自由が担保されている状態」が、日々の自信を育てます。
装いを整えることは、自分の人生の豊かな瞬間を、ためらうことなく味わえる環境づくりなのだと、改めて実感した一日でした。
